プロフィール

これまでの歩み

1996年

 地域の方々とカウンセラー(現 理事長 原川 正慶)による対人関係や子育てをテーマとした心理学の学習会を始める。地域精神保健に取り組むきっかけとなる。

1999年

 参加会員の増加に伴い「京阪総合カウンセリング」という名称にて、悩み相談や心理学の学習会、カウンセリング・マインドの普及を目的として活動を活発化する。

2002年

 特定非営利活動法人(NPO)として大阪府の認証を受け4月に設立し、「心を支えあう社会づくり」をスローガンに地域精神保健衛生の一分野を担っていくことを目的として、個人カウンセリング、講演活動、集団カウンセリング、家庭の心理学セミナー(自分らしく生きるために、自分発見や気づきを中心にした心理学サークル)、心理カウンセラー養成講座、みつ豆の会(小さい子どもを養育中の母親を精神的にサポートする集い)など毎年継続事業として展開する。

2008年

 2002年設立当初の事業を継続的に毎年取り組みながら、本法人の活動紹介や会員の増加に取り組む。独立行政法人福祉医療機構より助成を受け、自閉症やアスペルガー症候群といった児童の障害支援および、そのご両親の精神的問題の軽減を目的とした支援事業に取り組み成果を上げる。このことは、係わったスタッフの臨床心理学やカウンセリング・マインドの習得の成果となる。

2009年

 枚方市NPO支援基金助成事業「子育て・自分育て 家庭心理学セミナー」を実施。地域精神保健福祉の一部を担い自己肯定や他者などをテーマとした、地域に根ざした「心理学入門講座」を枚方市2ヶ所、寝屋川市1ヶ所で開催し、うつ予防や対人関係の改善に向けた事業として取り組む。

2010年

 独立行政法人福祉医療機構の助成金事業として「セカンド・ライフ支援事業」を、大阪府下7市、大阪市内2区において、中高年のうつ予防や社会参加支援を兼ねた事業に取り組む。

2011年

 大阪府の認証により特定非営利活動法人として設立して10年が経過しましたが、この間述べ約10,000人以上の方々と接してきました。背景には「こころ」が重要視される時代になり、大学でも心理学科がないと学生が集まりにくいという現状があるように、心理学の知名度が上がってきたことも本会の活動が大きく飛躍できた要因と考えられますが、2011年度は原点に返り、本会が続けてきた基本的な活動の取り組みを充実させることを目的に「改善・提案委員会」を新設し、参加会員の皆様のご意見や、ご要望を運営に反映させることや、「事業推進委員会」の設置により運営の合理化や参加会員様により良い参加意義を見いだしていただけるように総括をする。

2012年

 2012年度は「カウンセリング活動」の充実を図るために、ゲシュタルト療法や認知行動療法、フロイトの人格理論と臨床、ユングの人格理論と臨床、C・ロジャーズの人格理論と臨床、ブリーフ・セラピー、などの臨床理論の専門講座を開催し、「人間の理解と尊重」を基本に置いた心理療法の学習の場を新たに常設する。また、地域に密着したボランティア活動として「高齢者支援事業」主に傾聴ボランティア活動に取り組む。傾聴訓練の習得を修了した方々が特別養護老人ホームなどに出向いて傾聴ボランティアを実施する。

2017年 

 1月17日に長年にわたる社会貢献活動の功績を認められ枚方市より表彰を受けました。

現在

 年々参加会員が増え2015年度は会員数が170名に達しました。40代以上の方々にとっては「自分らしく心豊かに生きる」を目標とした新たな学習の場として利用され、若い人にとっては職場の対人関係の改善を中心とした人間理解、ストレスの軽減や解消の場として、カウンセラー養成講座や家庭の心理学セミナー、心理学入門講座、心理療法などの専門講座に参加されています。これらの学習が「うつ予防」やその他の心理的不調の予防の機能を果たしており多くの方から「気持ちが楽になった」「対人関係が楽になった」「自分が出せるようになった」「家族から人間が丸くなったと言われる」という声をほとんどの受講生の方から聞くことができています。このことは単に心理学を学習していること以上に、自己理解が深まるとともに自己肯定感が増し、その結果、他者理解が深まった結果といえます。またこれらの取組みが地域精神保健福祉に大きく寄与している事とも言えます。一方、多くの会員さんは「学習したことを活動へ」と取り組んでいますが、小さな地域貢献をベースに「学んだことを伝える活動」「カウンセラーとして活動」「傾聴ボランティア活動」「参加会員の自己実現に向けての支援」など、それぞれが「主体的で自分らしい活動」を目指して会員同士で支え合い、応援しあって、イキイキと活動し「生き甲斐」を見出されています。
 NPO法人京阪総合カウンセリングは今後も地域福祉支援活動としての充実を図っていきたいと思っていますので、応援の程、宜しくお願いします。

2023年度 貸借対照表